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水産営業の具体的な仕事内容

「水産営業」と一口に言っても、その業務は多岐にわたります。「産地から食卓まで」をつなぐために、相場を読み、商品を確保し、顧客に提案し、そして確実に届けるまで、そのすべてに責任を持つのが水産営業の仕事です。 ここでは、その主な業務を4つの側面に分けて解説します。

1. 仕入れ・買い付け(産地・市場)

水産営業の仕事は、まず「仕入れる」ことから始まります。これは、水産営業の最も特徴的かつダイナミックな業務の一つです。

主な仕入れ先は、全国の漁港(産地)や豊洲市場に代表される中央卸売市場です。 水産物は天候や漁獲量によって価格が毎日変動する「相場商品」です。営業担当者は、季節や産地の情報、市場全体の需要と供給のバランスを読み、「いくらで、どれだけ買うか」を瞬時に判断します。

産地の生産者や市場の仲卸業者と密にコミュニケーションを取り、信頼関係を築きながら、より良い品質の商品を、適正な価格で確保する「目利き」と「交渉力」が求められます。

2. 顧客への販売・提案(卸・小売・外食)

仕入れた水産物を「販売」する、営業職の核となる業務です。 顧客はスーパーマーケットなどの小売店、レストランやホテルなどの外食産業、食品メーカー、あるいは他の卸売業者まで、非常に多岐にわたります。

単に「注文されたものを売る」だけではありません。仕入れで得た情報をもとに、「今はこの魚が旬で安く、品質も良い」「この魚を使ってこんなメニューを打ち出してはどうか」といった提案型の営業を行います。 顧客のニーズ(価格、品質、量、規格)を正確に把握し、自らが仕入れた商品を最適な形で提案することで、顧客のビジネスにも貢献します。

3. 商品開発・企画

「仕入れて、そのまま売る」だけが水産営業の仕事ではありません。水産物の価値をさらに高める「商品開発」も重要な役割です。

例えば、次のような業務が含まれます。

  • 加工: 鮮魚を切り身や刺身に加工する。
  • 味付け: 漬け魚やミールキットなど、調理の手間を省く商品を企画する。
  • PB(プライベートブランド)開発: 顧客(スーパーなど)と協力し、その店でしか買えないオリジナル商品を開発する。
消費者の「もっと手軽に魚を食べたい」「調理時間を短縮したい」といったニーズに応え、魚の新たな価値を創造する、クリエイティブな側面も持っています。

4. 物流・在庫管理

水産物にとって「鮮度」は命です。仕入れた商品を最高の状態で顧客に届けるため、物流と在庫の管理は欠かせません。

  • 物流管理: 産地から加工場、そして顧客の店舗まで、どのルートで、どの温度帯(冷蔵・冷凍)で運ぶのが最適かを管理・手配します。
  • 在庫管理: 特に冷凍品などは、倉庫にどれだけの在庫があり、いつ仕入れたものかを正確に把握(在庫コントロール)します。

在庫が多すぎれば(不良在庫)、品質が劣化したり、保管コストがかさんだりします。逆に少なすぎれば(欠品)、売りたい時に売るものがなく、商機を逃してしまいます。 適切な在庫を維持し、確実な物流を担保することで、初めて安定的な商売が可能になります。

水産営業のやりがい

水産営業職の声から浮かび上がった5つのやりがいを、笑顔をつなぐ手応えや「旬」と「相場」のライブ感、数字で成長を実感する瞬間など、多彩なエピソードとともにわかりやすくご紹介します。

水産営業パーソンの1日

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